column

第一回「京都」

はじめまして、CNTR新メンバーの片山達貴です。京都造形芸術大学の学生で写真を勉強しています。
この度「京都」というタイトルでインタビュー&ポートレートを撮っていく事になりました。
大学で大判カメラ勉強しててポートレートは大判カメラで撮影しています。

京都には(観光都市としての京都)と(京都を生きる場所とする人々)の2つがあって、ここでは後者の京都の中にある貴重な場所を(文化)というものをキーワードに僕の独断で記事にしていきます。

僕の使命は観光という名の雑木林を整備し、大地に根付いたリアル京都をピックアップしていくこと!

そんな「京都」の第一弾は女装バー「メイト」へ。

言わずと知れた歓楽街、祇園のメイン通りを南に10分ほど歩き、明らかに老舗っぽいお好み焼き屋を曲がるとすぐにメイトが入ったビルを発見。店に入ると壁にはズラリと並んだ女性ものの洋服、店の奥にはメイクルームがあります。
メイトのママであり京都の女装家、一條聖子さんによるとここは誰でも手ぶらできて女装ができる場所で、メイトで女装デビューをする方も数多くいるらしい。
京都ではあまり聞きなれない「女装バー」という響き、、全国的に見ると女装バーはかなりの数があるらしいのですが、京都にある女装バーはここだけだそうです!
京都は昔、歌舞伎女形の一大産地だったのですが近代化以降その拠点が大阪に移ってしまってて、それ以来京都に女装の文化はあんまり根付いてこなかったみたいです、、

店内はカウンターが6席に10人ほど座れるテーブル席の2区画。こじんまりとした落ち着く店内には女装家さんや会社帰りのサラリーマンが聖子さんとの話しで盛り上がっていました。

取材当日はハロウィンパーティー直前で、ハロウィン使用に飾り付けられた店内で鮮やかなかぼちゃの衣装を着た聖子さんにお店についていろいろと聞いてみました。

≪以下インタビュー≫

聖子さん : インタビューなんかしたことないからきんちょうするなあ(笑)

 片山  : 普通に会話する感じで大丈夫ですよ!

聖子さん : こんにちは言われたらこんにちは言うたら良いんやろか?
・店内、心地よい広さです。
 片山  : それオウム返しじゃないですか(笑)

聖子さん : そらあかんわな(笑)

 片山  : (笑)えっと…まず女装バーってどんな場所なのか知らない人いると思うんでどんな場所なのか教えてください。

聖子さん : まあ、だれでも女装できるバーやな。手ぶらで来ても衣装とかメイクルームが店にあるからどんな人でもすぐに変身できますよ。

[メイクルーム]
めいく

 片山  : 変身願望をかなえる店という感じですか?

聖子さん : そうそう、ただここはゲイバーとかとは根本的に違うんです。男性が好きとか女性が好きとか全く関係なく純粋に変身する場所、という認識で良いと思います。

 片山  : じゃあもう完全に誰でも楽しめる場所ですね。お店は今何年目くらいなんですか?

聖子さん : そうそう、女性一人で来てくださっても大歓迎ですよ!お客さんいっぱい居た方が楽しいから!喋るの大好きやからね(笑)お店は今ちょうど2年目に入った所やなあ、祇園で店する前は木屋町で7年くらいやってた。

 片山  : 木屋町でお店してる時も女装バーですか?

聖子さん : 女装バーやな、なんで女装バーつくったかって言ったら京都に女装バーなかったからやな、今でも京都で女装バーって言ったらメイトだけやわ。

 片山  : 京都でただひとつってめちゃくちゃ魅力的ですね。

聖子さん : 全国的に見たら女装バーっていっぱいあるんやけど、京都にあるのはここだけやわ。

 片山  : なんで京都には無かったんですかね。

聖子さん : んー、やっぱり人目が厳しいっていうのがまずあるんかなあ。京都は独特の雰囲気あるから。

 片山  : なるほどー、お客さんはやっぱり女装さんが多いんですか?

聖子さん : うちは7割女装さんであとの3割は男性とか女性とかニューハーフさんやね。年齢は学生さんから50、60代の方とかいっぱい来はりますわ、うちは学割あるから学生さんいっぱい来てほしいわ(笑)学割使ったらチャージなしになるから。

 片山  : それ僕めちゃくちゃありがたいです(笑)友達連れてきます(笑)

聖子さん : よろしくお願いします(笑)お店ってやっぱり人いっぱい居った方が楽しいからなあ!

 片山  : まじその通りですよ。聖子さんって木屋町時代含めて8年間女装バーやってることになりますけど、この8年間での一番の変化ってなんですか?

聖子さん : やっぱり、女装人口が増えたね!

 片山  : ええ!それめちゃくちゃうれしいですねえ!それってこのお店を通してどんどん増えていったってことですか?

聖子さん : そうそう!

 片山  : やりがいありますねえ。

聖子さん : あるある、やっぱりテンションあがるわな。まあそれも新人さんが来てくれてるって事やと思いますわ、うちの店は毎週新人さん来てくれてます。

 片山  : 口コミとかですか?

聖子さん : いや、ホームページがほとんどやね、こないだとかやったら東京からわざわざ来てくれたり。ほんまに嬉しいですよ、急にガーンってテンションあがりますわ!!(笑)

 片山  : (笑)

聖子さん : わたし新人さん結構大事にするほうやから、そのかわり常連さんになったらめちゃくちゃやで(笑)いらっしゃいませも言わへん(笑)

隣りの席で偶然飲んでいた竜一さん : それヤバいでしょ!(笑)

片山&聖子さん : (笑)

聖子さん : この方横浜から出張で京都来てお店来てくれてん。

竜一さん : 昨日ここで飲んでて楽しいから今日も来ちゃった!(笑)

 片山  : 2日連続で!

竜一さん : そう、だって昨日めちゃくちゃ楽しかったんだもん。たまたま居たお客さんにいろんなおいしい店とか教えてもらって。あとママがほんとに喋りやすいね、飾らずに喋れるっていうか向こうも飾ってないから自然体で楽しめてほんと落ち着くよね。

 片山  : もうハマっちゃってますね!

竜一さん : ほんとにそう!京都また来たいもん!!

聖子さん : (笑)ありがとうございます。

 片山  : 僕もまた来ます(笑)

聖子さん : ありがとうございます、どうぞ利用してください!

 片山  : 利用します!聖子さんのこれからの目標とかあれば聞きたいです。

聖子さん : 体が持つまで店やっていきたいなあ、80歳までやんのが今の目標やわ。一応死ぬまでやるつもりやから(笑)

竜一さん : おー!

 片山  : めちゃくちゃ応援してます。

聖子さん : 死ぬまでやります(笑)まあとにかく誰でも気軽に来てください、学割もあるんで。もうほんまに新人さん来ればテンションあがりますんで(笑)

 片山  : 今日はほんとありがとうございます!

聖子さん : こちらこそ!

お店HP :http://www.geocities.jp/seikoyjp/meiku1.html

営業時間:17:00~23:00 金、土曜日は17:00~25:00

19:00までにご来店の方はチャージ¥500なしです

定休日:木曜日

住所 :京都市東山区月見町10-2 八坂ビル2階

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Tatsuki Katayama

片山 達貴(Tatsuki Katayama)

1991年徳島県生まれ。
小・中学校ではバスケ部に所属し全国大会3位を経験したり優秀選手に選ばれるも、高校デビューし15キロ太る。
その後、美容専門学校を卒業し、美容師、郵便局員を経て2014年京都造形芸術大学入学。

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