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春の散文

春がきた。急に来たね。桜がぶわっと咲き乱れて春の温もりに人が外をウロウロ。
いつもよりすれ違う人が多い。ずっと春だったらいいのに。
気持ちの良い春のブログは散文でお届け。



今の季節にぴったりだ。春風が流れ込む事務所でこればかり聴いている。
期末のドタバタした空気はディスプレイに閉じこめて、取り巻く空気は春の訪れ。
ランチがてら御所をぐるりと散歩し、生き生きした緑を眺める。


御所といえば、御所の中!?にうどん屋があるらしい。
あくまで”らしい”という噂の域をでないのだが、おまけに「美味い」らしい。
うまいのも噂だ。しかし、御所を散歩しながらついついうどん屋を探してしまう。
だれか御所のうどん屋の真相を知らないか?


年末から今日3月末まで怒涛の忙しさの甲斐もあって会社としては、もう安泰。
今年こそ、社員旅行にいかねばと思いつつ、たぶん少し暇になったら新しいことしたくて動き出すのだろう。もう既にやりたいことがいくつか頭の中であるのと、動き出したのがいくつかある。仕事というか遊び。


花見帰りのおばさんとおじさんが夜の電車に揺られて
付き合いたてのようにイチャイチャとしていた。
男の方にもたれた化粧の濃いおばさんが目をつむり鼻歌まじりで
昭和の恋を唄った楽曲を口ずさむ。いいな、恋。
何歳になっても恋の力は偉大なり。


やっと春が来たな、と息子と外で紙飛行機を飛ばしながら遊んだ週末。
「冬はポーイッ!ってしたからな!」と自信ありげに語る息子。
そうか冬はお前が捨てたのか、ありがとう。ついでに梅雨もポイしてくれないか。


去年あたりから会社のあり方を考えて、仕事のタイプも変わってきて
あれもこれも未体験ゾーンばかり。あーわかんねーことばっかりだ、と思って嫌になって会いたい人に会いに行ったら自然と仕事が広がって思い描いていた形に近づいてきた。イメージの力は大切だ。そして、自分の力だけで変えようとしないことだ。
わからないことを、わからないということ。わかるようになりたいという意思。
それがあれば出来ないことはないのかもしれない。


UMAの原田君、萩原さんが恵文社でトークと聞いて、仕事の合間に覗きに行った。
まず原田君はお鍋のイラストのシャツを着ていて、萩原さんはエセナイキスウェット、その絵だけでお腹いっぱいだったが、出てるゲストみんな面白い興味深い人ばかりだった。わかりやすいものより、いびつさを孕んだ存在こそ面白い。


仕事がら打ち合わせばかりかアイデアを考えている。
アイデアを考えてるときは電話でたくないし、着信すら勘弁してほしい。
思考が途切れるから。打ち合わせでは、打ち合わせに集中したいし、他の電話にでるのは参加してる人の意識を途切れさせるから勘弁してほしいし出ない。
結局、僕は携帯電話を持つこと自体がマイナスに作用しているのではないかと真剣に考えている。松倉電話でないんじゃなくて、出れないのです。ご了承。


恵文社からの帰り、鴨川が近いから酒を買ってぶらぶらと歩く。
月が綺麗で夜桜が咲き乱れた川沿いは誰もいない。
真っ暗な夜空背景にもはや白にしか見えない桜を見ながら結局四条まで下る。
カップルが等間隔で並び、一人一人頭から鴨川につっこんだらおもろいやろなという野蛮な考えを押し殺す二児の父。


来週からは若造達が人生初の酔っ払いを決めてゲボだらけになる木屋町。
阿呆が減ったなと会話しながら、阿呆二人が川を下る。鴨川クロールでズタズタになる若者は最早いない。


桜のある国に生まれて良かったと、この歳になって思う。

Subaru Matsukura

AUTHOR

松倉 早星(Subaru Matsukura)

ovaqe inc.代表 / CNTR編集長 / MNRVファシリテーター
1983年、北海道富良野生まれ。立命館大学産業社会学部卒業。 東京・京都の制作会社にてプランナーとして在籍。
2011年12月ovaqe inc.設立。領域を横断した多数のプロジェクトに携わる。
http://ovq.jp/
http://subarumatsukura.com/

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