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育てる?

まったく変なタイミングに風邪をひいた。
コタツに突き刺さりながら仕事して寝てと1日を過ごす。
よくなる傾向はまだない。日中寝すぎて全然眠たくない。

先日、ポンデライオンの父こと堀内さんと飲んでいた。
時々、堂島の飲み屋やバーで最近かんがえていることや
悩みなんかを話し込んだりする。

ぼんやり若手育てないといけないって話をし、
僕は京都造形芸術大学で先生もしてるので広い意味で下の世代を育てる話をした。
松倉さんは、どういう人を育てたいのか?というような会話だった気がする。

それを今日横になりながらぼんやり考えていたが、
自分の中ですごくボンヤリしていた。なので寝転がりながら数時間悶々としてみた。
うちの社員であろうが、生徒であろうが、関わる人を育てるってニュアンスが凄く難しい。
まず育てるような立場に自分があるのか?ということと
教えれることはあっても、こういう人間になってほしいと僕がいうことなのか考えてしまった。

すっごい難しいなこれ、と思って、もう少し考えを崩してみた。
今、こうして楽しくやりたいことを仕事にできているコアの部分が何かを突き詰めて
それを若い世代に伝えたら良い。崩しすぎかもしれないけれど時代に順応したスキルやセンスとかっていうのをぼくが教えれる気がしないし、そんなものすぐに様変わりするから逆に危ないし、そういうのは自分たちでどうにかしてもらえばいい。そもそも教えられて身につくものではない。

僕が教えれることってのは、
ワクワクする心体にすることなんじゃないかと今のところ結論を出してる。
ワクワクする方法でもないし、技術でもなし、心と体が反応するように鍛えていくイメージ。

こんなことできたらいいなぁというイメージを一つ一つ時間がかかっても
形にしてきた10年くらいがあって、その10年分を動かすエネルギーは何かにワクワクする心があったのと
条件反射のように行動にうつす体があったからだったりする。
個人的には次の10年考え出しているタイミングでとりあえず20歳から30歳までを走りきるエンジンをあげたい。

この稚拙な「ワクワクする」っていう言葉がそれっぽい言葉に置き換えれないから困るんだけど
なんか無性にテンション上がっているとか、興奮しているとか、いてもたってもいられない、みたいな状況のこと。

これを言語化して、もしくは条件を列挙して、ステップを解明して、
なんてことをまず無理でマニュアル化できるようなものではない。
一番の教科書はそれを体現している”人”であって
僕自身が「ワクワクしてる怪しい大人代表」みたいな感じで授業をやることでしか伝わらないのだろう。

ワクワク症とでもいうべき、この性格は、常にワクワクしてるわけではなく、
その瞬間に至るまで非常に冷めてる点にある。と自分を見ると思う。
松倉、会うタイミングによってはナマケモノみたいに動かないか、ゲームしてるかが多い。
でも、ワクワクした瞬間のスピードには自信がある。

こういうのを教えてくれたのは、僕が大学生のころに出会ったいけてる大人たちだった。
会うと大体グダグダしてるけど、何か本気になると凄い野蛮な気配醸し出す。
そして、全てを実現させて、またビールなんかをグダグダ飲んでる。もうやったことに飽きてるんだよ。
そういう大人を見て、うわーくっそカッケーなと感化された僕がそれを次に渡す番なのだな。

でも、これを渡していかないと世の中楽しいことが生まれないかもしれないしね。
おそらく何一つ教科書にはのっていない物事なんだけど
そういうところにすげー生きるのに大切なことって多いから
ワクワクさんを育てることをイメージして、若手と会話しよう。

今年は無理言って月一授業にしてもらいました。
会社やりながら週一で講義というのがスケジュール的に破綻してたので
申し訳ない!が大学の接点はなくさず。イージーに、でも姑息に、野蛮に、ときに大胆に生き抜く何かしらを教えにいきます。またお菓子パーティーやろうぜ。

Subaru Matsukura

AUTHOR

松倉 早星(Subaru Matsukura)

ovaqe inc.代表 / CNTR編集長 / MNRVファシリテーター
1983年、北海道富良野生まれ。立命館大学産業社会学部卒業。 東京・京都の制作会社にてプランナーとして在籍。
2011年12月ovaqe inc.設立。領域を横断した多数のプロジェクトに携わる。
http://ovq.jp/
http://subarumatsukura.com/

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