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春の漫画会 〜出会いと別れ〜 その2

特集「春の漫画会」2回目。
あれもこれも手に取って読みたくなる衝動を抑えながら出会いと別れのみんなのオススメ漫画をワイワイと伺ってます。
漫画が好き過ぎて脱線もしばしば。それが漫画会の面白い所。

それでは第2回目の漫画をご紹介します。


辰巳 央恵さんオススメの漫画

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『まだ8月の美術館』著者:岩館 真理子

少女漫画らしい描き方をする方です。
お話はすごく短くて、ストーリーというより、シュチュエーションしかないってくらい。
山奥にある全寮性の女の子が1人で夜出掛ける時に、道に迷って道案内をする男子高校生との一期一会の出逢いが描かれています。
一瞬で読めます。若い人たちの気持ちの揺れや10代の女の子の残酷なところとかを表現するのがとても上手な人です。

『アーシアン』著者:高河 ゆん

別の惑星に住んでいる天使が、地球人を調査しにくるお話です。
「良いところ」をカウントする“プラス”の天使と、「悪いところ」をカウントする“マイナス”の天使がペアになって調査をします。
天使であることが人間にバレてはいけないという前提で、地球人との出逢いと別れが描かれています。
状況設定がうまくて、それがおもしろくて読むんですけど、まとまりがないんです(笑)
でも、どうしょうもなく惹かれる感じがあります。


CNTR 矢野 陽子さんオススメの漫画

『ほしのこえ』著者:佐原 ミズ

元は原作:新海 誠さんのアニメです。“究極の遠距離恋愛”がテーマ。舞台は近未来。
お互いに恋心をほのかに抱いている中学生の男の子と女の子が主人公です。
エヴァンゲリオンとかの世界に近いんですが、女の子が火星人と闘う戦士に選ばれて宇宙に行っちゃうんです。
そして、地球と宇宙との超遠距離恋愛。
ケータイメールだけが唯一の連絡手段ですが、光の速度が越えられないので、
メールを送って届くまでに時差がうまれます。
だんだん地球から遠くなるにつれ、届くまでに半年後、1年後、8年後と時間が掛かってしまいます。
女の子は1年しかたっていなくて16歳なのに、男の子は25歳になっちゃう。
男の子はあきらめてしまって、別の子のほうにフラッといってしまうんですが、
そんな時にメール届いて…。
最後は男の子が女の子に会いにいく、というシーンで終わりです。
実際の距離ではなくて、心の距離がいちばん大切だなと思いました。

『ハチミツとクローバー』著者:羽海野 チカ

もう1冊はベタに『ハチクロ』です。有名なので説明は省きます(笑)


村山 亜希子さんオススメの漫画

『黄色い本』著者:高野 文子

すごく短いお話なんですが、女子高生が本に出逢って、卒業する頃に読み終わってさよならをするという話です。
本との出逢いと別れ。
女子高生が卒業するまで「チボー家の人々」という黄色い本をずっと読みながら、たんたんと日常を過ごします。
絵とコマの見せ方がすごく素敵な作家さんです。

五木 ななさんオススメの漫画

『半神』著者:萩尾 望都

知る人ぞ知る、短編の名作といわれている『半神』。16ページの短編。
双子の話なんですが、兄弟がいる人ならわかると思いますが、兄弟間の嫉妬とか愛情とかを16ページで見事に描いた名作です。ぜひ読んでみてください。

『天―天和通りの快男児』著者:福本 伸行

カイジを描いてる福本さんの代表作のひとつ。赤木というキャラクターがいるんですけど、初登場するのは2巻なのですが、最終の16〜18巻は、麻雀と赤木とのお別れのはなしです。

『ポーの一族』著者:萩尾 望都

少年が吸血鬼になって、200年くらい生きるのですが、その間に人間と出会いと別れを繰り返す物語です。

『銀と金』著者:福本 伸行

金という主人公が、銀と出会って仲間になってお金もうけをしていく話です。最後に別れのエピソードもあります。


第2回目もずらずらと名作から知らなかった漫画までご紹介しました。
次回で最後!お楽しみに!

(続きます。)

Subaru Matsukura

AUTHOR

松倉 早星(Subaru Matsukura)

ovaqe inc.代表 / CNTR編集長 / MNRVファシリテーター
1983年、北海道富良野生まれ。立命館大学産業社会学部卒業。 東京・京都の制作会社にてプランナーとして在籍。
2011年12月ovaqe inc.設立。領域を横断した多数のプロジェクトに携わる。
http://ovq.jp/
http://subarumatsukura.com/

ovaqe inc.