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CNTR AWARD for New Graduates 2014 – Vol.02 鬼頭祈

CNTR AWARD for New Graduates 2014 第2弾は、京都造形芸術大学の鬼頭祈さんです。
鬼頭さんは京都造形芸術大学の日本画コースに所属、卒業制作では数々の賞を受賞されたそうです。

鬼頭祈

鬼頭祈 / Inori Kito

京都造形芸術大学 美術工芸学科 日本画コース 卒業
静岡県藤枝市出身
Tumblr : http://inorikito.tumblr.com/
Twitter : @inorii
facebook:https://www.facebook.com/inori.kito

小さい頃の夢:画家、お笑い芸人

―お名前、大学・学部・学科を教えて下さい。

鬼頭 祈(キトウ イノリ)。
京都造形芸術大学、美術工芸学科、日本画コース。

―卒業後の就職先、またはこれからの予定は?

イラストレーター、デザイナー的なお仕事含め、日本画をナリワイにしてゆきます。


日本画作品『イチゴ』
日本画作品『イチゴ』

日本画作品『バナナ』
日本画作品『バナナ』

日本画作品『しまうま』
日本画作品『しまうま』


―大学で主に学んだことは?

日本画の技法、素材学、動植物の写生。

―卒業制作について教えてください。

10メートルの壁を使って、日本画の絵画を展示しました。
中国の桃源郷にまつわる昔話、『桃花源記』が画題となっています。
漁師の男が、桃源郷に迷い込んでしまう、というストーリー。
絵の中には、さまざまな文化、国、宗教の、楽園にまつわる神話に出てくるモチーフを散りばめています。
オリエンタルに偏らず、アノニマスでコスモポリタンな桃源郷を、絵巻のように空間全体を使って描きました。
学科賞に加え、空間まるごと瓜生山賞、学生賞をいただくことができました。 


卒業制作

卒業制作

卒業制作
卒業制作 「桃花源記 – anonymous utopia」(2014)


―大学時代に打ち込んだことは何ですか。

画業、読書、遊び、旅

―自分が今まで制作したもので、一番思い出深いものについて教えてください。

『左京ワンダーランド』という左京区のイベントの、パンフレットのイラストのお仕事。
左京ワンダーランドは、恵文社さん、ガケ書房さん、CLUB METRO、叡山電車、下鴨神社など、左京区のいろんな場所が一体となって、年に一度開催されているイベント。左京区が一望できるイラストマップなどを描かせていただきました。


左京ワンダーランド

左京ワンダーランド
左京ワンダーランド パンフレット


―好きなもの(音楽・映画・本など)を教えて下さい。

【好きな音楽】
ペンギン・カフェ・オーケストラのファーストアルバム。
四人囃子のファーストアルバム。
ドビュッシーの「牧神の午後への前奏曲」。
カルロス・ジョビンのwave.

【好きな本】
好きな作家は与謝蕪村、村上春樹、リチャード・ブローティガンとか。
宮沢賢治の童話、日本むかしばなしの絵本、長新太の絵本も好き。

何においても、アンビエントかつプログレッシブなものが好きなのかも。

―尊敬する人、会いたい人は誰ですか?

【尊敬する人】
伊藤若冲、酒井抱一、ダ・ヴィンチetc, 圧倒的なクリエイターのひとたち。

【会いたい人】
河童。いろいろ話を聞きたいことがある。

―大学時代によく行ったお店・場所はどこですか?

動物園、植物園で写生をする時間が好きでした。年間パスも安いです。
あと、細見美術館という、琳派をコレクションした美術館がすごく良くて、通っていました。この美術館は、京都造形生は無料で入館することができます。
お金をかけなくても楽しめてしまう場所が、京都にはたくさんあります。


ユカイ工学、初音ミクとコラボレーションをして制作したお掃除ロボット。Tokyo Designers Week 2012にて展示
ユカイ工学、初音ミク、丸若屋とのコラボレーションで制作したお掃除ロボット。Tokyo Designers Week 2012にて展示

愛用しているMac book
愛用しているMac book

愛用している画材
愛用している画材


―これからの夢は何ですか。

日本画を描きつづけること。

―大学生(後輩)に向けて一言お願いします。

大学は最先端が集まる公共の研究機関だけど、ほんとに新しい、自分たちの世代のカルチャーは、ときに先生は知らなかったりもする。
大学で学術的なリサーチと制作に日々向きあうと同時に、めまぐるしいスピードで色の変わる同時代の空気を肌で感じる皮膚感覚もバランスよく持っていると、きっと楽しいと思います。
(そしてその生の文化の一部は、いろんな場所に散らばってて、インターネットの中にあったり、地方の島や村にあったり、都市であったり、人であったり、飲み屋やクラブ、本屋にあったり。自分でカルチャーに会いに行くことも楽しいですヨ)

“同じ文化の違う世代よりも 違う文化の同じ世代”
shing02というhiphopのアーティストが言っていました。好きな言葉です

Hiroko Nakano

AUTHOR

中野 紘子(Hiroko Nakano)

1985年 群馬県生まれ。立命館大学情報理工学部卒業。
大学卒業後より、京都にあるデジタルコンテンツのプロダクションFLAKWORKS inc.にてエンジニアとして従事。
ミュージックポータルサイト"your unknown music."コントリビュータとしても活動中。
http://flak.jp
http://corleonis.net

ovaqe inc.