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CALM -NIGHT LIBRARY LIVE-

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みなさま、お久しぶりです。松倉です。夜の図書館でライブイベントやります!
2016年にスタートした京都岡崎音楽祭 OKAZAKI LOOPSにて1公演プロデュースさせていただくことになりました。
極めて個人的に大好きな「京都府立図書館」で何かさせてほしい!という想いのもと、企画書を認めてドキドキで見てもらい、快諾&共催という形で京都府立図書館の皆さんと本試みが実現しました!
先にイベントの詳細と、それ以降にここでしか書かない開催に至るための裏話を掲載します。



CALM
– NIGHT LIBRARY LIVE -

■コンセプト

図書館の音を探して

図書館では無音を維持するのが当たり前のこと。 しかし本当にそうでしょうか。
私たちが本を読むとき、音楽は身近に存在します。 本を読むとき、音楽を聞く人もいます。

これまで図書館で流れるべき音楽を誰も模索しなかったのでしょうか。
今回、初の試みとなるこのイベントは、図書館を満たす音楽を探す実験的演奏会です。

日 時
2017年06月10(土)
OPEN 18:30 / START 19:00

会 場
京都府立図書館

出 演
ironomi
音響:sonihouse
照明:筆谷 亮也

定 員
100名限定
*定員に達し次第、受付終了。

料 金
一般券 2,500円 [当日 2,800円]
○全席自由
※未就学児入場不可

*チケット購入 > http://okazaki-loops.com/tickets/

共 催
京都府立図書館

協力
KITCHEN LABEL


ironomiファンも知らない方も、こんなお二人です。
松倉は5年以上前にお仕事で音楽のお願いをし、なんとそのプロジェクトのCDまで発売された思い出の仕事でもあります。それ以前から愛聴していたミュージシャン。特に週末の我が家にはずっと彼らの音が流れていました。

ironomi いろのみ / ironomi

柳平淳哉(Piano)と磯部優(Laptop, Guitar)によるユニット。ピアノとギター、そして有機的なエレクトロニクスによって「季節のさまざまな色の実を鳴らす」ことをコンセプトに活動する。
4thアルバム「ubusuna」がタワーレコードのNewAgeランキングでチャート1位を獲得。
2010年5月に5thアルバム「ZONE」をSTARNET MUZIKよりリリース。
そして2010年11月Kitchen.より6thアルバム「sketch」をリリース。
Official Site : http://ironomi.com/
Facebook : https://www.facebook.com/ironomi/

5年前のスターネットでの彼らの演奏です。

なぜ、彼らかというのも、これまでリリースされた楽曲も、彼らのライブも彼らを通訳者=奏者とした翻訳作業のように風景や情景、気配を音に変換し届けてくれていると感じていたことにあります。
個人的松倉の言葉での解釈ですが、例えば、週末の何気ない時間に光が窓から差し込んで、カーテンが春風にふわりと触れ豊かな曲線を描く様を音楽に変換してくれるような才能です。そこには感情や時間の流れが少し緩やかになるような現実そのままではない、人間ならではの情景の受け取りを内包した置き換えがなされています。

とても言葉では言いにくいのですが、シャーマンかな?と思うときもあります。彼らの音で風景に色がつく感じ。聴いてみてほしいです。

そして、マイ図書館リストの中で(図書館大好き)学生の頃に訪れ、それ以来ずっと1位な「京都府立図書館」。
一般的な図書館と違う点が、圧倒的にマニアックな蔵書群。え?なんですか?これと聞くと、古い演劇の台本だったり、美術系の本を探しに行くことが多いのですが、しっかりと調べ物したい人のことを考えた選書がされています。
図書館へと向かう行程も好きで、自転車で鴨川を超えて、岡崎へと入ると高いビルが急になくなり向こう側に山々が見える。観光客がワイワイする中、図書館の入り口はひっそりと開けられていて、中に入ると外とは打って変わった静けさが広がっています。

京都府立図書館では定期的に企画ブースが更新されていて、日本酒特集とか、すごい力が入っているのを眺めるのが好き。合わせて選書も置かれていて、新しい知識の入り口を楽しく演出してくれます。
府立図書館の外観は古くロゴも右から左へ読む。あれ見るだけで個人的にはテンションが上がる。
1Fは天井が高く大きな窓からいい具合に外光が差し込みます。あの窓、とても素敵な存在なので来場した方見てください。

図書館の中心を抜けるように階段があり、そこを下ると図書館B1F。会場はこことなります。
採光のために作られたであろう中庭が望め、地下とは思えない開放感あります。不思議と図書館って時間を忘れる空間だなといつも思います。

kyoto 京都府立図書館

京都府立図書館は、京都府京都市左 京区岡崎成勝寺町9にある京都府立の図書館である。日本で初めての公立の公開図書閲覧施設である京都集書院を前身とし、1909年に現在地である岡崎の地に開館した。 https://www.library.pref.kyoto.jp/

素敵な賛同者

このプロジェクトは多くの賛同者、協力者の助力があり、実現に至っています。
ここで松倉の言葉で少しだけご紹介させてください。



sonihouse

img_slide-scenry01(画像、お借りします。)


サウンドシステムを担当するsonihouseさんは奈良に工房を構える音響機器メーカー。12面体スピーカーを見たことがあるひともいるはずです。
音響メーカーと説明すると、なんか違う感じがする。スピーカーを作ってる人たちではなく、音楽がある場を作ってる人たちな印象が強いです。sonihouseのあり方もとても魅力的です。家族的で音に対して頭が下がるほど紳士的です。このプロジェクトにお誘いにいき、視聴させてもらうと鳥肌が立ちっぱなしでした。デジタル音源を再生してもらったのですが、ドラム位置、ボーカル位置、ウッドベースに様々な奏者がどこで音を奏でているのかわかるんです。これ本当すごい体験。ウッドベースが弦を弾くのが見えるかと思うぐらい、そこでなっています。なんでこんなことができるんだろう、シャーマンかな?(2回目)と思うほど。

これはもう音楽への尊敬だなと。それがプロダクトに現れているなと感服したのでした。
本プロジェクトへの参加を心よく快諾いただき、当日の音響システムはsonihouseさんに担当していただきます。


筆谷 亮也


照明デザインを担当する筆谷さんは、数年前ANTEROOMで企画した音楽イベントで照明を担当してくれました。
京都で照明を頼もうと思ったら、僕は筆谷さん以外ないなと思っている光のプロです。
これ以外にも本当に多くの注目されるパフォーマンスやライブの光の演出をされています。
会場視察の際に数年ぶりにお会いして、夜の図書館の明かりを触ってみたり、電源確保で古い図面を見たりと、あぁーこの人いないと事故ってたな…と。そして、筆谷さんがあそことあそこの光を消してみてもいいですか?と既存照明で調光するんですが、うわーーすごいというくらい場の空気が変わる。光は不思議で時間までコントロールするように、場の表情や時間軸を揺り動かします。あれおかしいな、この人も光のシャーマンだ。(3回目)これは絶対何かが起こる気配があります。


KITCHEN.LABEL / Ricks


スクリーンショット 2017-04-29 12.07.08
このプロジェクトの最初に相談し、色々と悩み疑問と僕のGoogle翻訳英語に優しく対応してくれたKITCHEN.LABELのRikcsさん。ironomiも所属するシンガポールのレーベルです。
http://www.kitchen-label.com/

KITCHENが扱うアーティストは本当にハズレがない。OKAZAKI LOOPS当日にはできるだけ彼らの作品を手に取れるように調整中です。お財布の紐ゆるゆるになるから覚悟して!

そして、必ず京都でKITCHEN.LABELのアーティスト集めたイベントやろう。そういう約束をしている。最高だと思わない?


mem 前田健治 / 中野ひろこ


いつもの!愉快な!仲間たち!が、本プロジェクトにテンションあげてくれて、ボランティアでクリエイションしていただきました。グラフィックデザインは前田健治さん。サイト構築に中野ひろこさん。
いつも本当にありがとう。最高のイベントにすることと、打ち上げでお返しできればと思っています。


ここまで読んでくれた方に

長文読んでくれてありがとうございます。
ここまで到達してくれた方に少しだけこっそり情報をお届けします。
京都府立図書館は音楽を演奏するための施設ではないため、座席の設置が変則的です。
どこで聴いても、しっかり見れて・聴けるようになっています。

実は会場に用意する座席とは別に秘密のスポットがあります。
それは1Fの階段からB1Fをのぞき込める立ち見スポット。あいにく座って見ることは難しいですが、そこが実は全て俯瞰して見える秘密のスポットです。

またアーティストを見る、というのはライブですごく当たり前のことですが、ironomiや特にこのライブでは、その視点を自分の中へ向けてみてください。目を閉じてもいいかもしれません。あなたにしか見えない音景が必ずあります。

このイベントでは、ただ夜の図書館でライブをするだけではありません。
むしろ、そこで起こることの不確定さ、みなさんが見る色。そこでの体験が主役となります。
これから、ironomiからは彼らの楽曲と好きな本を府立図書館にパスし、
京都府立図書館は数冊の本をironomiにパスします。
お互いの持っているものを交換し合い、ironomiは本を楽曲に、京都府立図書館は音楽を選書に置き換えていきます。

この関係性から生まれた音と選ばれた本を当日、会場でみなさんが触れれる設計を仕込んでおります。
松倉なりに図書館のあり方、本の出会い方を設計してみています。

今までにない体験をご提供できるよう残り約1ヶ月色々準備していきます。
興味持たれた方、チケット100枚しかご用意できておりません。座席の追加は難しい可能性があります。
できればお早めにチケットゲットすることをお勧めします。
そして、このプロジェクトに関しては、告知媒体がWEBのみとなります。チラシとか配りません。
いいな、素敵だな、楽しみだな、いってみたいな、という気持ちのみで成し遂げようとしておりますので、ぜひみなさんの周りの興味持っていだけそうな方がいたら、教えてあげてください。夜の図書館で実験的なライブがあるよ、と。

当日、みなさんとお会いできるのを楽しみにしております。

チケットのご購入はこちらから。
http://okazaki-loops.com/tickets/

Subaru Matsukura

AUTHOR

松倉 早星(Subaru Matsukura)

ovaqe inc.代表 / CNTR編集長 / MNRVファシリテーター
1983年、北海道富良野生まれ。立命館大学産業社会学部卒業。 東京・京都の制作会社にてプランナーとして在籍。
2011年12月ovaqe inc.設立。領域を横断した多数のプロジェクトに携わる。
http://ovq.jp/
http://subarumatsukura.com/

ovaqe inc.