どう生きるかってだけのシンプルな話なのだ。

どう生きるかってだけのシンプルな話なのだ。

DATE : 2013/08/27 / / AUTHOR : Subaru Matsukura

結構、生きていくのって選択の連続だ。
ハーゲンダッツどの味にしようかって悩むのもそうだけど
結局バニラを選んでも、ストロベリーを選んでも美味しいって感じは一緒なのだ。
大事なのはハーゲンダッツじゃない、「食べたことないやつ」を選べるかどうか。

今日、インターンだった子が内定もらった&人生相談にきた。
本当はやりたいことがあって180°違う業界に内定が出て、どうしようか悩んでいるっていうダイジェスト版。

そりゃ内定もらったところに言ったら良いよ、とすぐに答えた。
好きなことは好きだから何歳になったってやれる。
プロもアマもどんどんなくなって本質貫いてる人が本物な時代だ。
そういう時代はすぐさまやってくる。高度なツールが、それっぽいものを生み出せてしまうから世界が一斉に胡散臭いハイクオリティに満たされる。

そんな未来に僕らの感度は磨かれていって表層の奥にある存在を感知するようになる。なんかよくわからないけど、いいんだよ、っていうことを誰だって胸を張って言える時代がくる。僕がそれを繰り返してたから自信がある。
皆、本質を見抜くよ。確実に射抜いていく。

そんなとき僕らの生み出すものは表層的なものでは満足できず。
コアとなる内面から浮かびあがる境界線がデザインであり、写真であり、映像であり、建築になっているんじゃないかな。

その表現の豊かさは技巧でもなく、技術でもなく、それを生み出す人間そのものの力に他ならない。
生きてきた時間の濃密さ、振れ幅、深さが生み出すものに必ず宿るんだと思う。だからこそ、180°違う世界に足を踏み入れることはとても重要でハーゲンダッツ食べようと思ったけど煎餅買うようなものだ。

ある選択があったときに普段の自分が選ばない道を選ぶ。
たったそれだけのことで君の世界の視野が90度くらい広がる。
うまくいけば360°の世界を見渡せて、目を向ける風景の全てに可能性と学びがある。

好きなことを選ぶのは簡単で
好きなことを捨てるのも簡単だ。
ただ、それだけをやりつづけることで大きな甘えを生んだり、失ったときに何も残らない狭い視野と世界が君の道の前に広がるんだ。
そうやって駄目になっていった人を僕は何人もみた。

新しく何か始めることが遅いってことはない。
始めたら、始まりなんだわ。辞めたら、終わり。
24時間ある1日のうち、数時間だけも未来の分かれ道に向けて好きなことに時間を費やし、日中は180°違う世界で働く。
そっちの方が絶対面白いよ。大事なのはくだらない日常をいかに笑えるかであって、好きなことを仕事にすることが人生の幸せでもない。

僕はそもそもWEBがやりたかったわけじゃなくて、何故か今デジタルの仕事をしている。興味もなかったけど、あれ、これ面白いぞってなることってたくさんある。それは若かりし自分の視野がとても狭かったんだと思う。
今はWEB以外でも楽しいことややりたいことが広がってわけわかんないことになってる。美味しい酢を探し求めてるし、なんなら仕事より夢中だし。
でも、楽しいよ毎日が。この前なんて公園で凄い高さまでブランコぶちあげたけど超楽しかったよ。

仕事が生き甲斐になってもいいし、家族が生き甲斐だっていい。
その全部が大事だってのもある。でも、今、君のその瞬間を心から楽しめているかどうかが重要で、最優先で好きなことを仕事にすることがベストアンサーではなかったりする。学びたいことは愛があれば学が深まるし、そうでもなければ途中で辞める。そんなもんだ。

何より、そうやって悩む瞬間が、生きる楽しみの醍醐味だ。
苦しそうに悩むのではなく、今ある選択肢と想像もしていなかった選択肢の先にどういった自分が歩いているのか、成功か、失敗か、残念だけど誰もわかんない。神様がいれば彼の作業だろうけど、残念ながらヒントは聞けない。

であれば、僕らに出来ることは楽しんで生きることしかない。
その選択を楽しむ。僕が180°違う方向いけばいいってのも間違ってるかもしれない。どんどん悩むより、楽しんで選べ。選択をしても死にはしない。
死にそうになったら爆笑しながら逃亡だ。やべ、超しくった!って。

全てを正しい一手で攻めて行くことが人生ではない。
間違った一手もいばらの道をいく一手もアンパイな一手も。
その全てにフィードバックがある。それを選べる今を喜ぶのだ。
人生、楽しんだもん勝ちだ。そして、楽しんでる人に人が集まる。
そして、その場が楽しい場所になる。その瞬間に初めて君の一手が正しかったと思えるはずだ。その場所はどの選択肢の先にもある。
ようはどう生きるかってだけのシンプルな話なのだ。

AUTHOR

松倉 早星(Subaru Matsukura)

ovaqe inc.代表 / CNTR編集長 / MNRVファシリテーター
1983年、北海道富良野生まれ。立命館大学産業社会学部卒業。 東京・京都の制作会社にてプランナーとして在籍。
2011年12月ovaqe inc.設立。領域を横断した多数のプロジェクトに携わる。
http://ovq.jp/
http://subarumatsukura.com/